Palexpoに松本零士氏:スイス・ジュネーブ・ブックフェア開催
漫画家の松本零士氏が招聘された第28回ジュネーブ・ブックフェア(1986年から毎年開催)が2014年4月30日(水)、スイス・ジュネーブにある国際展示場パレクスポ(GenevaPalexpo)で開幕(同5月4日(日)まで)。
ジュネーブはフランス語圏であり、「宇宙海賊キャプテンハーロック」をはじめとする松本作品のファンが多いとされる。また、スイスと松本零士氏の縁は深く、かつて松本氏はNHKの取材でジュネーブにあるパテック フィリップ サロン、レマニアやブランパン、ゼニスといったブランドの組み立て工房を訪れています。
25歳のときにスイス製クロノグラフ(ストップウオッチ+積算系付きウオッチ)ブライトリング・オリジナルのナビタイマーRef.806に出会ったことが人生の励みとなり、同国の時計ブランド、オメガのスピードマスター(フロム・ザ・ムーントクマーズ、銀河鉄道999モデル)2作のデザイン及び監修も行っています。腕に手巻き式のロレックス「デイトナ」を、さらに今回は里帰りの思いも込めて、デザインを監修した2作品を携行。外務省からの正式オファー後、松本氏はジュネーブにおいてのファンとの触れ合いを楽しみにしていました。
2014年は日本とスイスの国交樹立150周年のアニバーサリーにあたる。このため当イベントでは、日本を名誉招待国として、およそ700㎡ものスペースがジャパンブースとして特別に提供。寺社をモチーフに、日本を印象付けるブルーをベースにホワイトとピンクを配したブースでは、日本の書籍の展示をはじめ、二足歩行ロボットの実演、小説家、マンガ家らの講演会やトークセッション、サイン会などが続々と予定されています。
日本からの招待作家は、松本氏をはじめ、芸作家の平野啓一郎、関口涼子、小川糸、阿部和重、川上未映子、漫画家のこなみかなた(各敬称略)らが参加。
なお1万㎡もの会場には、約700社の出版社が出展。参加作家は約800名。1200を超る文学イベント等を予定。10万人もの来場が予想されています。