トラファルガー広場などにオメガ・カウントダウンクロック
ロンドン五輪のオメガ・カウントダウンクロックは、トラファルガー広場に設置されています。
2011年3月14日、ロンドンオリンピック・パラリンピック組織委員会(LOCOG)と2012年ロンドンオリンピックの公式タイムキーパーを務めるオメガは、トラファルガー広場でカウントダウンクロックの除幕式を行いました。
カウントダウンクロックのデザインは、同大会にちなんだもの。カウントダウンクロックに走る光線は、ロンドンの町と時間の基点であるグリニッジ子午線とロンドンとの関係をイメージ。
トラファルガー広場をカウントダウンクロックの設置場所に選んだのは、トラファルガー広場が、ロンドン内外から毎年何百万人もの人が訪れるロンドン屈指の名所であり、ロンドンを象徴する場所であるためです。ロンドンがオリンピックの開催地に選ばれた際に祝賀イベントの中心地となったトラファルガー広場が、2012年ロンドンオリンピックに向けた準備においても重要な役割を果たすことになります。
カウントダウンクロックは、プレストンに拠点を置くある企業が製造する鋼鉄で作られており、高さは6.5メートルで幅5メートル、重さは約4トン。組み立ては、同広場で10人がかりで2日間かけて行われました。照明デザインは英国企業が担当しました。
LOCOGのセブ・コー委員長は、次のように述べました。「オメガのカウントダウンクロックのお披露目は、オリンピックに向けたひとつの重要な節目となっており、オリンピック・ムーブメントの伝統とも言えるものです。トラファルガー広場を訪れた誰もが、2012年ロンドンオリンピックの開幕に向けたカウントダウンが本格的に始まったこと、地球最大のショーが間もなくわが国で開催されることを日々絶え間なく実感することになるのです。
アスリートの競技人生は、計時によって決まります。節目となるこの瞬間が、2012年に最高の舞台で戦えるよう、彼らの士気を高めるきっかけとなることを願っています。オリンピック出場を目指すアスリートたちは、その目標に向けた準備の最終段階にあり、オリンピック出場の夢が現実へと近づくこれからの500日間は、彼らにとって非常に重要な期間なのです」
一方、オメガのステファン・ウルクハート社長は、ロンドンの地で64年ぶりにオリンピックの計時を務めることを心待ちにしていると前置きし。「オリンピックが前回この地で開催された1948年には、オメガは全競技全種目の計時を担当しました。光電管、オメガの全自動計時システム、オリンピック史上初の写真判定カメラを採用した同大会は、計時技術の歴史に残る記念すべき大会となりました。そして、現在の私たちがそうであるように、当時もオメガは国際オリンピック委員会と世界の偉大なアスリートたちのお役に立てることを誇りとしていました」と述べました。
また、ロンドンのボリス・ジョンソン市長は、「ロンドンのまさに中心であるこの地で、今この瞬間にカウントダウンが始まります。記憶に残る最高の大会に向けて準備が整い、興奮がトラファルガー広場から偉大なるこの都市の隅々にまで広がるのです。500日後、聖火台が炎を上げて世界最大のスポーツの祭典の幕開けを告げ、2012年ロンドンオリンピックがその輝かしい遺産を明らかにすると、ロンドンは熱狂的な雰囲気に包まれるはずです」との言葉を寄せました。