レマン湖の大噴水は時計作りの産物!?
スイス・ジュネーブの名所といえば、ご存じレマン湖の大噴水(写真)。
その大噴水がじつは、時計作りにまつわるものである、という史実が、ジュネーブを代表する超高級時計ブランド「ヴァシュロン・コンスタンタン」の公式プレスリリースに記載されていたので紹介させて頂きます。
・ジュネーブのジェッドー(大噴水)は、キャビノチェから生まれたのです。1886年、ラ・ファブリックとその職人たちに電力を供給するため、市当局は、サン・ジェルヴェ近郊のローヌ川沿いに水力発電所を建設しました。この高圧システムにより、地域の産業界は、蒸気エンジンよりも場所を取らず消費電力が少ない小型のピストン・エンジンを利用できるようになりました。
しかし、毎晩職人たちが仕事を終え、モーターの電源を切った後は、過剰な水圧が加わらないように、水力発電所の作業員が急いでポンプの運転を止めなくてはならないという問題が生じました。
そこである人が一計を案じ、安全弁を取りつけて過度な圧力がかかった水を空中に放出させるようにしたのです。こうして最初のジェッドー(当時の高さは30メートル)が誕生したのです。
<ヴァシュロン・コンスタンタン 2011年プレスリリースより>